「ドッペルゲンガー」

よわさを盾にして
死ぬために生きている
かなしみが束になっても
目隠ししても
殺しあえるね

おびえた顔を愛し
ふたつの影をほだしてゆく
満たされるのは
すきとおる、
模倣である身体

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