「痕」

ひびわれの上を歩いてた
青空を焼く まちがった楽園で
こぼされてゆくもの 僕はずっと抱いてた
足跡は開いて 影は見えなくなった

辿りつく家もなくて
止まるための墓もなくて
子供のような声で呼んでも
かすんでく なにもない夢
あなたのしろい指が 永遠を砕く
この声が届くとき 僕の旅もおわるだろう

071231

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