「羨望鏡」

持ち歩いてた理由のために
不吉なけものが一匹しぬ
水面下で生まれた
ついに傷を負って

相席のひとが
いつのまにかいなくなった
冤罪で
もう会えないとおくにいったやつ

でもたまに
隣で一緒に寝てくれる
君のことをよく知らない

091217

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