「今」

日を越える
足をとめて

主体性のプラスチック球を
もうどこかに捨ててきたって
そしたらここにいるのは誰だろう
ネガの手前ここからは
手配された
瞼に刺さる一つぶの粉を辿るよう

今ここに見えるこの

日々が彼らを楽しませなくなっていって
そこから降りて行く人がいた
少し出っ張ってにじんでいた
あるいは削れてぼやけていた
愛や行為に疲れ果て
何かが終っていく朝に

20140622

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