「彼岸」

どこまでゆけば
たどりつけるのだろう
川のむこうがわ
泳ぎ方も知らなくて

花のかおり
ひかりのいろ
しあわせの歌
聞こえるけど

濡れたからだが重くて
もう泳げないよ
君のゆめをみて
あふれる水をのみこんだ
くるしくて

僕は

君にはとても届かないね
熱にうなされるように
その名をよぶだけ
川のむこうをゆめみるだけだ

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