「忘れる歌」

汽車を待ってる
靄のかかった心でいる

ためらいはきっと
やさしい言い訳をくれるけど
僕が欲しいのはそちらではないね
子供の体温で溶けるものではないね

つかみ損ねた汽笛が
彼方でしろく泣いている

僕だって逃げ出したい
迷いのない目で見限って
そっと遠くへ行ってしまいたい


YUKI「汽車に乗って」へのオマージュ
080414

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