「行方」

あの日言えなかった言葉を
今なら言えるよ
越冬した生命はもう
傷んでしまうこともない

あなたの色を失くした
目は とても鮮やかで、
ここから幾ら歩いたとして
踏んでゆくのは
うつくしいばかりの不毛な楽園だろう

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